「なんだか最近、体調が優れない…」「病院に行くほどではないけれど、何となく不調が続く…」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
それはもしかしたら、更年期障害による自律神経の乱れが原因かもしれません。
実は、訪問マッサージは、そんな更年期障害や自律神経失調症の改善にも期待できるんです。
しかも、ただ身体をほぐすだけでなく、心にも癒しを与え、前向きな気持ちになれるという意外な嬉しいメリットも。
そして、他にもまさかの「引○○○り」にまで・・etc.
きっと、あなたの毎日をより明るく、快適にするヒントが見つかるはずですので是非最後まで読んでみて下さい。
- 更年期障害や自律神経失調症の改善にも繋がる理由
- 訪問マッサージで期待できる意外なメリット
- 訪問マッサージがもたらす心身への影響
- 自分でもできる自律神経を整えるマッサージやストレッチ方法
*目次から必要なところだけお読みいただくこともできます。
お好きなところからお読みいただけます。
訪問マッサージの知られざる意外なメリットとは?
訪問マッサージで「引きこもり」が改善?
改めまして。按摩マッサージ指圧師で訪問マッサージ歴25年の三宅淳之です。
*詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
訪問マッサージのメリットは、実は、身体の不調を改善したり、リラックスができるというだけではありません。
例えば、以前担当していた80代の女性の患者さんのご家族に、50代の引きこもりの男性がいらっしゃいました。
その方は家族以外の人とのコミュニケーションがうまくできず、仕事が長続きしないことを悩んでいました。
ご本人からの強い要望があったわけではありませんでしたが、お母様である患者さんの勧めで、私が訪問マッサージをすることになりました。
「引きこもり」という言葉は、近年よく耳にするようになりましたが、家族以外との関わりを避けることで、心身に不調をきたしてしまうケースが少なくありません。
この患者さんのご家族も、どうすれば良いのか分からず悩んでおられました。
そこで、私はまずご本人とじっくり話し合い、信頼関係を築くことから始めました。
そして、マッサージと並行して他愛のない世間話をするうちに、表情が柔らかくなり、次第に自分から話しかけてくれるようになりました。
それからというもの、週に2回の訪問マッサージを心待ちにしてくれるようになり、ご家族も「表情が明るくなった」と喜んでいました。
その後、ご本人の希望で週1回のペースに減らしましたが、今では趣味の散歩や買い物を楽しめるまでに回復し、ご家族も安心されているようです。
このように、訪問マッサージは心身に良い影響を与えるだけでなく、心の状態を前向きに変え、行動範囲を広げるきっかけとなることもあります。
「引きこもり」の状態にあるご本人はもちろん、ご家族にとっても大きなメリットがあると言えるでしょう。
*ひきこもり状態にある方やその家族に対する支援については、厚生労働省の「ひきこもり状態にある方の社会参加に係る事例の調査・研究事業」報告書をご覧ください。
訪問マッサージで「更年期の悩み」も改善?
更年期に悩む女性の中には、精神的なストレスから自律神経のバランスを崩し、体調不良に悩まされている方が多いです。
代表的な症状としては、
・ホットフラッシュ
・めまい
・頭痛
・動悸
・息切れ
・不眠
・イライラ感 などがあります。
これらの症状は、女性ホルモンの減少によって自律神経のバランスが乱れることで起こります。
訪問マッサージは、心身に溜まったストレスを癒やし、リラックス効果をもたらします。
マッサージによって心身がリラックスすることで、自律神経のバランスが整い、更年期の症状改善に繋がることが期待できるでしょう。
マッサージで副交感神経が優位になると、血管が拡張し、血流が促進されます。すると、冷えや肩こり、腰痛などの改善にもつながります。
また、マッサージを通して誰かと話をすることで、悩みや不安を打ち明けたり、共感を得られたりするのも、更年期の女性にとっては大きなメリットです。
訪問マッサージで「家族関係」が改善?
訪問マッサージは、家族関係の改善にもつながる場合があります。
例えば、介護をされているご家族は、肉体的にも精神的にも大きな負担を抱えています。
「介護疲れ」という言葉があるように、介護は想像以上に大変なものです。
肉体的な負担はもちろん、精神的なストレスも大きく、介護する側が体調を崩してしまうケースも少なくありません。
訪問マッサージは、介護されている方の身体のケアだけでなく、ご家族の負担軽減にもつながります。
介護されている方がマッサージを受けている間、ご家族は休憩したり、自分の時間を過ごしたりすることができます。
また、マッサージを通して介護されている方とコミュニケーションをとることで、お互いの理解を深め、関係性を良好にすることができるでしょう。
会話の内容は、体調や最近の出来事など、何気ないことでも構いません。
マッサージを通して心身がリラックスした状態で会話することで、普段は言えない本音や悩みを打ち明けやすくなることもあります。
【関連記事】老老介護の現状と共倒れ問題について徹底考察してみた!解決策は?
高齢者の「うつ」にも訪問マッサージ?
高齢者の「うつ」は、身体的な不調や孤独感など、さまざまな要因が考えられます。
特に、配偶者との死別や、子どもが独立してからの孤独感、そして老々介護などは、高齢者の心に大きな影を落とします。
訪問マッサージは、身体の不調の改善が期待できるだけでなく、心のケアにもつながります。
マッサージを通して人と触れ合うことで、孤独感を解消し、心の安定を取り戻すことができるでしょう。
私が担当している患者さんの中には、マッサージ中にご家族や友人との思い出話を楽しそうに話される方がたくさんいらっしゃいます。
誰かに話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になり、心の重荷が軽くなるのかもしれません。
また、マッサージを通して「自分のことを気にかけてくれる人がいる」という安心感を得られることも、高齢者の心の支えになるでしょう。
心の不調を抱える高齢者の中には、なかなか心を開いてくれない方もいらっしゃいます。
そのような場合でも、私は時間をかけて信頼関係を築き、マッサージを通して心身ともに癒やせるよう努めています。
訪問マッサージは、高齢者の「うつ」の改善が期待できるだけでなく、生きる喜びや希望を見出すきっかけになると信じています。
訪問マッサージで「孤独感」が解消?
訪問マッサージは、実は孤独感の解消にもつながります。
一人暮らしの高齢者や、外出が困難な方はもちろん、誰とも話さずに一日を終えてしまう方も少なくありません。
特に、更年期や親の介護など、悩みや不安を抱えているときは、誰かに話を聞いてほしいと感じるものです。
定期的に訪問マッサージを受けることで、会話の機会が増え、孤独感を解消することができます。
マッサージを受けながら、日々の出来事や悩みを話したり、マッサージ師から世間話や健康に関するアドバイスをもらったりすることで、心のつながりを感じ、孤独感を和らげることができるでしょう。
また、マッサージを通して人に触れられることで、安心感や癒しを得ることができます。
優しい手技に触れることで、「自分は一人ではない」という感覚が生まれ、心が安らぎます。
私は訪問マッサージを通して、患者さんが孤独を感じずに安心して過ごせるよう、心のケアにも力を入れています。
訪問マッサージで「前向き」になれる?
訪問マッサージは、心身に良い影響を与えるだけでなく、心の状態を前向きに変える効果も期待できます。
心身の不調が改善され、リラックスできることで、気持ちが前向きになり、意欲や活力が湧いてくるでしょう。
マッサージによって血行が促進され、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質の分泌が促されるためだと考えられています。
セロトニンは、精神安定作用や幸福感をもたらす効果があるため、「幸せホルモン」とも呼ばれています。
また、訪問マッサージを通して人との交流を持つことで、孤独感が解消され、気持ちが明るくなる方もいらっしゃいます。
訪問マッサージは自律神経失調症も改善する!?
自律神経のバランスが乱れるとどうなる?
自律神経は、呼吸や血液循環、消化、体温調節など、生命維持に必要な機能をコントロールしています。
自律神経には、活動時に活発になる交感神経と、リラックス時に活発になる副交感神経の2種類があります。
通常、この2つはバランスを取りながら働いていますが、ストレスや不規則な生活、加齢などが原因でバランスが乱れることがあります。
自律神経のバランスが乱れると、これらの機能が正常に働かなくなり、さまざまな体調不良を引き起こします。
例えば、
- めまい
- 動悸
- 頭痛
- 不眠
- 便秘や下痢
- 冷え
- 倦怠感 など、多岐にわたる症状が現れることがあります。
更年期に悩む女性は、女性ホルモンの減少によって自律神経のバランスが乱れやすく、これらの症状が出やすいと言われています。
また、自律神経の乱れは、「自律神経失調症」という病気を引き起こすこともあります。
自律神経失調症は、病院で治療することも可能ですが、規則正しい生活習慣を心がけ、マッサージなどで心身をリラックスさせることも効果的です。
自律神経を整えるにはどうすればいい?更年期世代のあなたへ
50代前後に訪れる更年期は、ホルモンバランスの乱れから自律神経が乱れやすく、心身に様々な不調が現れることがあります。
ホットフラッシュ、めまい、動悸、不眠、イライラ感…。これらの症状は、日常生活に大きな支障をきたし、QOL(生活の質)を低下させてしまいます。
では、どうすれば自律神経の乱れを整えることができるのでしょうか?
規則正しい生活習慣とバランスの取れた食事
自律神経を整えるためには、まず規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
- 睡眠: 毎日同じ時間に就寝・起床し、7時間程度の睡眠時間を確保しましょう。
- 食事: 栄養バランスの取れた食事を3食規則正しく摂りましょう。特に、ビタミンB群やマグネシウムは、自律神経の働きをサポートする栄養素として重要です。
- 運動: 適度な運動は、ストレス解消や血行促進に効果的です。ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を身につけましょう。
ですが、更年期世代の女性にとって、これらのことを全て実践するのは難しいかもしれません。
家事や仕事に追われ、自分のことは後回しになりがち。そんな方も多いのではないでしょうか?
ストレスを溜めない工夫とリラックスできる時間
ストレスは自律神経の大敵です。
趣味を楽しんだり、友人とのおしゃべりを楽しんだり、ゆっくりお風呂に浸かったり…。自分なりのストレス解消法を見つけ、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。
また、アロマテラピーや瞑想なども、心身をリラックスさせる効果が期待できます。
更年期障害による自律神経失調症の主な症状とは?
更年期障害に伴い、自律神経のバランスが乱れることで、以下のような自律神経失調症の症状が現れることがあります。
- めまい・立ちくらみ: 起き上がった時や急に動いた時にクラッとする
- 動悸・息切れ: 脈が速くなったり、息苦しさを感じたりする
- 頭痛: ズキズキとした痛みや締め付けられるような痛み
- 不眠: 寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めたり、朝早く目が覚めてしまったりする
- 冷え: 手足が冷えやすい、寒がりになる
- 発汗: 特に顔や頭から汗をかきやすい
- 便秘・下痢: 便通のリズムが崩れる
- イライラ・不安感: 精神的に不安定になりやすい
- 倦怠感: 疲れやすい、やる気が出ない
これらの症状は、更年期に起こる女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が原因で、自律神経のバランスが乱れることで引き起こされます。
自律神経失調症の原因とは?
自律神経失調症の原因は、ストレスや不規則な生活習慣、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまです。
特に、更年期に悩む女性は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少することで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
また、ストレスは、自律神経のバランスを乱す大きな要因となります。ストレスを感じると、交感神経が過剰に働き、心拍数や血圧が上昇します。この状態が慢性的に続くと、副交感神経とのバランスが崩れ、自律神経失調症を引き起こす可能性があります。
他にも、睡眠不足や不規則な食生活、運動不足なども自律神経の乱れに繋がることがあります。
自律神経失調症と不眠症の関係
自律神経失調症と不眠症は、深く関係しています。
自律神経は、活動時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経の2種類から成り立っています。
この2つのバランスが崩れると、睡眠の質が低下し、不眠症を引き起こすことがあります。
例えば、更年期に減少する女性ホルモン(エストロゲン)には、睡眠を促すメラトニンの分泌を調整する働きがあります。エストロゲンの減少によってメラトニンの分泌が乱れると、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなったりするなど、不眠症の症状が現れやすくなります。
また、不眠症が続くと、交感神経が優位な状態が続き、さらに自律神経のバランスが乱れ、悪循環に陥ってしまうこともあります。
マッサージで期待できる意外なメリットとは?
マッサージには、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果があることはよく知られていますが、実はそれだけではありません。
特に、訪問マッサージは、以下のような意外なメリットがあります。
- 外出が億劫な方の強い味方: 更年期障害や自律神経失調症の症状で、外出が億劫になってしまう方もいらっしゃるかと思います。訪問マッサージなら、移動の負担なく、ご自宅でリラックスして施術を受けられます。
- 心のケアにも効果的: マッサージは、心身にリラックス効果をもたらし、ストレスホルモンの分泌を抑えます。更年期障害によるイライラや不安感、自律神経失調症による精神的な落ち込みを和らげる効果も期待できます。
- 不眠の改善: 睡眠の質は自律神経と密接に関係しています。マッサージで心身がリラックスすることで、睡眠の質が向上し、不眠の改善につながる可能性があります。
- 人と話すことで気分転換に: 訪問マッサージでは、施術中にお客様とコミュニケーションをとる機会があります。誰かと話すことで気分転換になり、孤独感の解消にもつながります。
このように、訪問マッサージは、更年期障害や自律神経失調症の症状改善だけでなく、精神的なケアや引きこもり防止にも役立つ、まさに「心と体のトータルケア」と言えるでしょう。
自分でできるマッサージやストレッチをご紹介
プロによる訪問マッサージに加えて、自分でできるマッサージやストレッチも、自律神経を整えるのに効果的です。
例えば、首や肩をゆっくり回したり、腕を伸ばしたりするストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果を高めます。
また、足の裏をマッサージするのもおすすめです。
足の裏には全身の臓器に対応する反射区があり、マッサージすることで、内臓の働きを活発にし、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
特に、土踏まずの少し上にある「湧泉(ゆうせん)」というツボは、自律神経を整える効果が高いと言われています。
その他にも、腹式呼吸や瞑想なども、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。
これらのセルフケアを毎日続けることで、自律神経の乱れを予防し、更年期障害の症状を緩和することができます。
ただし、痛みや不調を感じる場合は、無理せず私や地域の専門家にご相談ください。
訪問マッサージで得られる癒やしとは?
訪問マッサージは、ただ身体をほぐすだけでなく、心にも癒しを与えてくれます。
マッサージ師との何気ない会話や、優しい手技に触れることで、安心感や幸福感を得ることができます。
言葉だけでなく、表情やマッサージを通して「大切に扱われている」と感じていただくことも、訪問マッサージ師の大切なコミュニケーションだと考えています。
「体を大切に扱ってもらう」という体験を通して、患者さんご自身がご自身の大切さに改めて気づき、結果的に自律神経が整っていくケースを数多く見てきました。
私は訪問マッサージを通して、患者さんが心身ともに癒やされ、笑顔になれるようにこれからも一層努力を続けていきたいと思います。
訪問マッサージの意外なメリットとは?自律神経失調症も改善する!?の総括
最後にこの記事のポイントをまとめました。
- 訪問マッサージは、心身に良い影響を与えるだけでなく、心の状態を前向きに変え、行動範囲を広げるきっかけとなる
- 訪問マッサージは更年期障害による自律神経の乱れを整え、症状改善に繋がる
- 介護されている方の身体のケアだけでなく、訪問マッサージは家族の負担軽減にもつながる
- 訪問マッサージは、高齢者の「うつ」の改善に役立つだけでなく、生きる喜びや希望を見出すきっかけとなる
- 自律神経には、活動時に活発になる交感神経と、リラックス時に活発になる副交感神経の2種類がある
- 自律神経のバランスが乱れると、めまいや動悸、頭痛、不眠、便秘や下痢、冷え、倦怠感など、様々な体調不良を引き起こす
- 訪問マッサージは、更年期障害や自律神経失調症の症状改善だけでなく、精神的なケアや引きこもり防止にも役立つことがある
- 自分でできるマッサージやストレッチも、自律神経を整えるのに効果的である
- 訪問マッサージは、ただ身体をほぐすだけでなく、心にも癒しを与えてくれる
直接お宅に訪問して、マッサージだけでなく関節の可動域を広げる訓練やベッドの上での筋力訓練、さらに座位・立位・歩行の訓練などを行い、患者さんの療養生活の質を向上できるように向き合い続けます。
〒612-0846
京都市伏見区深草大亀谷万帖敷町123-36
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Tel:090-9887-0038 もしくはこちらからお気軽にご相談・ご連絡ください。
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